そこで、今回から時々「美味しさのしくみ」に関して、自分が調べて判った事を少しづつ書いてみようと思う。元々科学好きの私としては料理そのものだけではなく、「何故美味しいのか?」の「何故」が結構気になる。
また、私のライフワークの一つである歯科医療にも「食事」「味覚」は深い関連性があるし、 中年も後半に差し掛かった私が興味を持っているテーマ「アンチエイジング」にも関連が深いのではないかと思う。
ところで日本は良い国で様々な国のお料理を楽しむ事ができる。何処の国のお料理にも、それぞれ美味しい物があって、地域の食糧を元に「美味しくいただく」ための先人達の努力の成果を楽しむ事ができる。お料理というものはその地域の民族性と歴史文化宗教などを反映しているはずだ。
すると地理的に非常に離れた地域なのに「同じような美味しさ」があったとすると関連性の在りや無しやが気になるし、同じ料理が複数の文化圏にまたがっている場合などどうやって伝播したのか、どっちがオリジナルでどあっちが後なのか、どんな風に改良されたり変化していったりしたのか、なんていうのも興味深い。Wikiなんかを見ると筆者の方々はそういった突っ込んだ内容をかなり研究されている場合が多く大変興味深いものだ。これを勝手に「比較料理学」と呼んでみようと思う。こんな観点からも時々書いてみたいと思う。
(文:窪田 敏之)

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