2013年5月9日木曜日

ぶり子(鰤子)の煮付け


鰤の卵はあまりポピュラーで無いためか非常に安価だ。今日もマルエツ井土ヶ谷店でおそらく一腹で1kg前後の巨大な鰤子が僅か198円で売っていた。これって廉いよね?



同じ重量のタラコだったら2000円ぐらいはすると思う。ところがこれが中々美味しくて味的にはタラコと互角だ。卵の粒がタラコより細かく、優しい味だ。また歯ざわりが少しくにゃっとした独特なもので、これもなかなか面白く美味しい。

作り方はタラコの煮付けと全く同じ。一箇所に切れ目と入れて卵膜をまな板に当てて卵を上にしてスプーンなどで卵膜を傷つけないように削ぎ取る。これをお鍋に入れる。糸こんにゃくを加えて混ぜられるようになる程度の日本酒を加え、焦げ付かないようにゆっくりと混ぜながら加熱する。火が通ったら味醂・しょうゆ・砂糖を使って煮付けっぽい味に整える。

煮過ぎると卵が堅くなってポソポソするので、お酒と味醂のアルコールが飛んだぐらいのところで加熱を止める。

そのままお酒のおつまみにしても良いし(山椒の若芽などを添えても良い)、ご飯に乗せて鰤子どんぶりにしても良い。お茶漬けに添えても良い。



それにしてもなかなか美味しく、これほどコスパの良い美味はあまり無いのでは?(烏賊のウロ焼きぐらいかな?)300円で一週間分できてしまうし、重量あたりでは付け合せの蒟蒻より廉いぐらいだ。

(文:窪田敏之)

0 件のコメント:

コメントを投稿